脱サラ離島(久米島)生活始めました.2
こんにちは、もるもるです。
楽しい上に充実してるから時間経つのはやいなあ。
久しぶりにランニングしたら2キロぐらいで息上がっちゃってちょっと悔しい。
久米島では50年に一度の大雨で県道がふさがったりしているけれど、その雨雲が本土の方では大変な被害をもたらしている。
被災された方のご安全を心よりお祈りしております。
久米島では台風が近づいていて、7/10前後に上述の大雨よりもはるかに強い風と雨量をもたらすことが予報されている状況。
正直、怖い。一昨年の台風では1階に置いてあった洗濯機が3階に飛んでったって話で、それより強いっていうんだもの。心配。
昨日7/7(土)は七夕ということで、鳥島公民館で「結(むすび)の会」という名のカレーパーティを楽しんできましたまん。
もしかしたら天気が崩れるかもということだったので、鳥島って地区の公民館で開催。
ほんとは天の川の下で星に願いをー、的な感じにしたかったみたい。
今までの「結の会」は町コンちっくな側面もあったりみたいなんだけど、
昨日はみんなでナンをこねて作って石窯で焼いてインドカレーとチャイティーを楽しむ感じ。
そのあと、久米島の古民謡演奏を聞いたり、
みんなで「あっり乾杯♪」(私はソフドリだったけど)したり。
あのね、古民謡は正直何言ってるか全然わかんないんだけど笑
音が優しいからゆったりするのねー。
東京にいた時は「オジー自慢のオリオンビール」って曲を一秒も聞いたことなかったんだけど、
こっち来てからもう3回以上は聞いてる。笑
三線(さんしん)誰かが持って演奏し始めたら一回は聞く感じ。
みんなで音楽に合わせて乾杯するのは楽しいね。
その後は参加者やスタッフ全員で「ドラムサークル」(みんなが輪になって、即興的につくりあげる打楽器、パーカッションのアンサンブルです。参加者が一体感を感じながら楽しい時間を共有します。人々の心の扉を開き、協調性を促進する効果が期待できます ;出典ドラムサークルファシリテーター協会 http://dcfa.jp/ )
やってポコポコポンポン。
とてーもとてーも楽しい会だったー。サンキュースタッフ。
ドラムサークルまたやりたい。楽しい。
7/14(土)からは遂に東京ー久米島間の直行便が解禁になる。
値段気にするならLCCで成田ー那覇ー久米島って経由した方がかなり安くいける。
サービスや荷物の量、座席の広さを求めるなら直行便がいいかも。
とはいえ7月の久米島直行便はお高い。
東京→那覇では西洋から東洋の色んな国の家族連れさんをLCCで見る。
もし那覇で少し遊ぶのなら船っていう手もある。
値段は船の方が安いし、那覇→久米島のどんどん綺麗になっていく海をゆっくりみるなら船もあり。何より安い。
久米島の海と砂浜と星は本当に綺麗だけど。
住んでる人の心と歌もまた綺麗だな、って思った七夕でした。
これからもよろしく、久米島。
脱サラ離島(久米島)生活始めました
はじめまして、もるもるです。
突然だけど、
サラリーマンやめて、東京から久米島にやってきました。
もう少し書くと、
教育に興味→教育系国際NPOで研修なりなんなりやる→日本の教育格差すごいと知る→会社やめる→久米島で教育やりませんかってお誘い頂く→やりましょう
こんな感じ。
高校魅力化プロジェクトっていうものがあって。
っていうか教育格差自体が都会に住んでる人にはなんのこっちゃ、って話だわね。
あ、ちなみに。
写真の通り、海が超絶びゅーちほーな場所ですね。
映画館もボウリング場も本屋もないけど自然はすごいよ。
あ、コンビニはファ○リー○ートが2軒もある。「も」←ここ大事
話戻して、教育格差、ってのは。
ざっくりいうと子供たちの学習や進学の差、かな。
どういうこっちゃ。
もう少し書くと。
離島や山村、僻村で学校がない→学校ある地域に家族で引っ越す
→生産世代(親)が地域からいなくなる→起業も企業もなくなる→地域の収入が減る
→教育にお金が回らなくなる→先生と学校がなくなる(以下ループ)
ループのスタート地点はどこでもいいんですが、これがはまると延々と悪循環。
高校魅力化っていうのは、高校存続と地域の存続プラス発展を目指したもの。
簡単に言うと、教育を魅力的なものにして入学してもらおう、地域も一緒に発展しようかー、みたいな。
でも悪循環にもなるよね。
仕事なければ食べていけないし。
都会の方が便利だし、ファッションも遊びもお洒落なお店もある。
色んな人がいるし、刺激もあるし、病気になったら病院もある。
離島や山村、僻村はそうはいかない。
学校の先生だって人間だもの、衣食住環境揃ってる都会に行きたがる。
よく東京一極集中とか言われてるけど、東京じゃなくても教育環境は都会の方が圧倒的にいい。
でもね、上記のような悪循環をやってたら誰もいなくなる地域ができてしまう。
それでもいいじゃない、って考える人もいるかもしれない。
だって住みたいからわざわざそんなとこに住んでるんでしょ、って。
地域の伝統、工芸や行事といった文化は記録化したりして残せば?って。
うーん、困った。
伝統に価値を見出さない人に説明することって難しい。
そうだなあ。
例えば、日本は島国よね。領海とか二百カイリの経済水域とかとても大事。
住む人がいなければ、そこはただの無人島。
ニュースにもなったけど、2017年3月までに政府が国有化した無人島はたくさんあって。
無人島が増えれば増えるほど管理は難しい。
国境に近い離島なんか国防の話になってくる。
海洋資源と領土保持のために人を雇って住んでもらう?
それも大変。
山村僻村だって。
全くの空白地帯ができてしまったら、どんな人や集団がそこにいても誰もわからない。
全ての管理を国が行うことはとてもとても難しい。
だからできるだけ地域を残したい。
以上例えばの話。
個人的な話をすると、
才能あふれる未来のアインシュタインやらエジソンやら平賀源内やらが、教育を受けられずに、その才能を開花させられないのは人類の損失だなあって思う。
教育格差は容易にそれを現実にしてしまう。
経済的に余裕がある家庭で生まれ、乳幼児からハイレベルな教育環境を持っていた子供は、成長して大人になった時に、経済的に余裕がある生活や家庭を持つことができる可能性は高い。
逆もまた。
今の日本は、地域によって社会格差が。
教育格差が。経済的格差ができてしまっている。
そしてループする。
社会格差の解決は難しい。
全ての一部上場二部上場企業が本社を各離島や山村僻村に移さない限りは厳しい。
それなら離島や山村僻村で起業して産業おこさないとね。
人いないけどね。HAHAHA。
経済的貴族制な今の日本だけど、教育格差はなんとかしたい。
そこだけはなんとかなる。
現場の先生だけじゃ無理。家庭の協力があってもまだ遥か遠い。
それなら地域全体で?それでも届かない。
外部から人呼ぼう。誰でもいいわけじゃない。
そんなSOSを受けて
僕は久米島にやってきた。
これからよろしく、久米島。